猜疑王と偽りの王女(LUNA文庫)
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2022年10月14日 発売
600円 (税込:660円)
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パシニア王国の王女・セリーヌに代わり、猜疑心の強いアルハント帝国の皇帝・サイードの元に嫁ぐことになった平民のソフィ。
『貴女、私の代わりに帝国に嫁ぎなさい』――噂通りの傲慢な態度で、パシニア王国の第一王女・セリーヌからそう命令されたのは、平民のソフィだった。
話を聞けば、セリーヌは借金のカタとして、アルハント帝国の皇帝・サイードの元に嫁ぐはずだったが、白銀の髪にアメジストの瞳という、セリーヌと同じ特徴を持つソフィが代わりに嫁げ、という横暴なものだった……。
一度は断ろうとしたソフィ。だが、自分の代わりに嫁げば、ソフィの母にかかる高額な治療費は出すと言われ、やむなく偽のセリーヌとしてアルハント帝国へ赴くのだった。
王宮ではなく王宮近くの屋敷に案内されたソフィの元に、猜疑心の強いことで有名なアルハント帝国の皇帝・サイードがやって来る。想像していたよりも優しそうなサイードにソフィはひと安心する。
ところがサイードの背後には、ブロンドの髪に青い瞳の、どこか厳格そうなロマンという男が控えていて……。