
氷の公爵との熱く淫らな愛人契約 (LUNA文庫)
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2025年7月28日 発売
500円 (税込:550円)
※価格や発売日は各ストアによって異なります。
瞳が揺れ、唇が震える。凍てつく氷のような男の瞳が、容赦なくその様子を見据える。「私に従うのが契約だ。わかっているな」
「私の子種を受け入れろ。そして私の子を孕め」
建国から八百年を誇るサルマイーナ国。王都ルディカイヤの王城で社交シーズンの始まりを告げる祝宴が開かれる中、音楽と人々の話し声が届かない政務宮でギルバート・コンティーノ公爵は業務を続けていた。彼の濃く澄んだ青い瞳に自らを映さんと大勢の令嬢達やその母親が彼を探し求めている。けれども誰もその氷の心を溶かすことが出来ない『氷の公爵』……いつしかそれがギルバートの代名詞のようになっていた。
そのころ、平民の娘ルイゼット・クラフトは警備隊の詰め所に駆け付け、公爵の家に押入った理由を鉄格子の中に捕らわれた父親に問いかけていた。そんなルイゼットにあそこは母さんの家だと主張する父。母さん——ルイゼットの祖母は確かに伯爵家の娘だったときく。が、その家はとっくに没落しており、由縁があったとしても人の家に侵入していいわけが無い。父の処遇はかなり厳しいものになると思われた。ルイゼットは悩んだ末、その邸の主……ギルバート・コンティーノ公爵に父への恩赦を願い出るが——!?
女性嫌いの氷の公爵×苦境に立たされた平民の娘 愛人契約から始まるラブロマンス